富士山 世界文化遺産に決定 三保松原は除外に

富士山　ユネスコ世界文化遺産に登録　詳細


富士山がユネスコの世界遺産に登録されることにおいて、５月１日、文化庁が詳細を報告したので、詳細を紹介したいと思います。



まず、富士山が登録される世界遺産は世界文化遺産という種類で、これはその遺産が地域の生活様式・文化と歴史的に深い関係性があり、大きく貢献してきた場合に付けられるものです。

ユネスコの諮問機関イコモスは、富士山が宗教的伝統と芸術性が融合し、「日本の国家的象徴だが、その影響力は日本をはるかに超えて及んでいる」と富士山の歴史的、文化的な価値を高く評価し、登録に踏み切ったようです。

また、前回の登録時に問題になった富士山周辺のゴミ問題も、保全などの地元の人たちの取り組みによって改善され、その点にも評価が及んだそうです。



ただし、三保松原は除外されることになりました。

画像手前に見える松林が「三保松原」です。駿河湾の海岸線に沿うように並ぶ松原は、白砂青松の地として美景の名所です。

除外されることになった理由は、三保松原が登録対象の富士山から離れすぎているため「山の一部と考慮できない」というものです。富士山と同じ遺産とはイコモスから判断されなかったようです。

また追加で、人工防波堤が含まれているため美しい自然の景観を評価する以上、ふさわしくないという評価もありました。




富士山は世界文化遺産に来月７月登録予定で、登録が決定されれば奥州平泉、小笠原諸島に続く国内１７番目の世界遺産になります。

以上、富士山　ユネスコ世界文化遺産に登録　詳細　でした。

タグ：富士山　世界文化遺産 富士山　三保の松原 三保の松原　　除外